第34代会長 佐藤 和幸

令和4年度会長所信

「勇往邁進」~目的に向かってひたすら前進~

 世界経済にダメージを与え、多くの人々の日常を奪い、パンデミックという異常事態を引き起こした新型コロナウィルスの蔓延。発生当初は何をどうすれば良いか解らず、もがき苦しみ明るい未来を想像することさえ難しい中、仲間と共に励ましあった日々を思い出します。諸外国ではロックダウンが発令され人々の動きが強制的に止められるという信じられない光景を目の当たりにし、恐怖を感じた事を今も鮮明に覚えています。日本国も令和2年4月から緊急事態宣言が発令され、私たちの暮らしも一変しコロナウィルスが当たり前の日常を奪っていきました。行動は自粛され生活は不便になりましたが、日本の強さを感じることが出来ました。国民が一丸となり感染対策を徹底し僅か1ヵ月で感染者数を減少させ翌月には、緊急事態宣言解除、ウィズコロナという新生活様式で新たな生活が始まりました。2年と言う長い期間で多くの事がありました。その2年があったお陰で、大切な事に気づく事が出来きました。それは、目的を掲げることの大切さです。何の目的をもって今の仕事をしているのか、今を生きているのか、この先どうして行くべきなのか。自問自答を繰り返した日々の中で沢山の事を気付ける事が出来たのではないでしょうか。

 私達は、何の目的でこの商工会議所青年部に入会したのでしょうか。「仲間を多く作る」「経済的に豊かになりたい」「自身のスキルアップ」「自身の楽しみ」と、それぞれが何かを求め入会しています。それぞれの目的が正しく、220人ものメンバーが居れば、220人それぞれ目的があり人生があります。共通して言える事は、どのメンバーも今より豊かになりたくて入会したという事です。全メンバーが豊かさを求め伊勢崎商工会議所青年部に入会したと思います。まずは自分達が入会して良かったと更に思えるよう、それぞれが可能性の探求をしていける会に成長したいと思います。

 令和4年度のスローガンは『勇往邁進』~目的に向かってひたすら前進~と掲げさせていただきました。全メンバーの物心両面の豊かさの追求を念頭に置き、「仲間と共に幸せを探求し、夢ある未来を共に築き、感謝の心で社会に貢献する。」を本年度の運営方針として、伊勢崎商工会議所青年部メンバーの家族、会社、縁ある人々を幸せにする事を目的に、私たちは商工業を通じて社会の為に貢献していかなければなりません。その為には自社業の発展、自身のスキルアップが不可欠だと思います。伊勢崎商工会議所青年部は事業を通じて、沢山の笑顔が作れるよう『勇往邁進』あらゆる困難が起きようともひるまず目的に向かってひたすら前進して行きましょう。

 結びに伊勢崎商工会議所青年部に所属するメンバー全員が一丸となり意味ある人生、そして幸せの探求の為に前進しましょう。